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2024.07.07

new works T HOUSE

 

 

 

新築の分譲マンションのリノベーションを依頼された時、現状で充分住める新しく綺麗な住環境をどのように活かし空間を作り上げていくかが課題となった。立地や厳重なセキュリティや利便性に優れながら住む人が触れるものや設えは大量生産された既製品の組み合わせ、豊かな暮らしの定義の中にデザインするという行為だけ置き去りにされたまま高級という言葉を謳っているように見え、そこに今回の答えがあるのではないかと感じた。

 

マンションならではの景色を変えるために、既存のサッシの木枠に合わせ上からボードをツラで追い貼りし、壁面はリシンの最小粒よりも小さく繊細なテクスチャーを持つかき殻塗料で一様に仕上げ、その上で既存什器や建具は機能は活かしながら木目や石目がプリントされた建材部分を取り除き、ラワン材の木目を選定しかき殻塗料の繊細さに合わせながら木目の透かし具合を調整し染色している。

観葉植物は単純に鉢植えしたものを置くのではなく、高層階の角面という環境の中でより身体的にグリ―ンと向き合えることができないかを考え、書斎とダイニングの境界線上にグリーンを配置し、二つの空間を柔らかく有機的に仕切ったうえで床と鉢とダイニングのベンチを一体化した建築的な装置をマイクロセメントで同素材に仕上げた。より緑を空間全体に溶け込ませるために解体して現しになった躯体天井の小梁部分の欠如箇所を鏡面で繋ぐことで日々の暮らしが無機質なコンクリートの天井に投影されることとなる。

 

大量に生産された既製品やプリント柄の建材を組み合わせたものに囲まれて毎日暮らすことより、自分の思いがこめられた空間で日々を過ごせることの方が豊かな日々を過ごせるのではないかと思う。古いヴィンテージのマンションでは最近行われている手法を、どこでも拝見できるチェーン店のような一様な風景の日本の新築マンションの内部空間において、その安心安全な機能は活かしつつも住む人の思いを込めて空間生まれ変わらせるという昨今のマンションにおける住環境の作り方に対する新たなフックになってくれればと願っている。

 

 

GREEN:
小田康平(叢)

 

PHOTO:
足袋井竜也

 

 

完成日:
2024. JUN

 

所在地:
広島県広島市中区
鉄筋コンクリートマンション15階
50.0㎡(15.1坪)

 

2024.05.13

[media] デザインウェブマガジン「gooood」に掲載されました。(tutiru)

2024.04.30

[pubrication] 商店建築 2024年5月号 カフェ併設型ショップ特集に掲載されました。(tutiru)

2024.03.20

[media] デザインウェブマガジン「designboom」に掲載されました。(MANOA used clothing)

2024.03.20

[award]Designverse Award 2023-2024 Nomination Prize

中国のデザインウェブメディア designverseが主催するアワード Designverse Award 2023-2024にて 岡山県倉敷市の美観地区のギャラリー suikazura が2019年から2023年までの当サイトの作品のページビューのランキングより Nomination Prize を受賞しました。

2024.03.17

[media] デザインウェブマガジン「TECTURE MAG」に掲載されました。(tutiru)

2024.03.17

[media] デザインウェブマガジン「acrhdaily Brazil」に掲載されました。(suikazura)

2024.01.11

[award] 四国化成 空間デザインコンテスト ゴールド 受賞

建材メーカーの四国化成が主催する空間デザインコンテストにて 丸亀のカフェとフラワーショップの複合店 tutiruがゴールドを受賞致しました。

 

 

2023.11.18

MANOA used clothing new open

 

広島市中区の並木通りの半地下で長年お店を構えてきた古着屋の移転プロジェクト

移転前の所狭し並べられた商品を見た際、古着でありながらも一つ一つが丁寧に処理された手仕事が伝わる、まるで一点物のオートクチュールのように思い、
それはこれまで感じていた古着の概念を一瞬で変える力を持っていて、
その感動が訪れた方に伝わる空間にすることが必要だと感じた。
古着が生まれるサイクルの中において完成品が並んだ店内は所謂ゴールとなる。エントランスポーチにはスタートとなる海外で買い付けて国内にコンテナで運ばれてきた荒い未加工の生の状態を表現するため、古着を圧縮しアクリルで固めたものをアイキャッチとして設置した。コンテナを開けた時、買い付けに行った店主だけが目にする無限の可能性が詰まったわくわくする塊を訪れた人にも最初に感じてもらえたらと思う。

店内を入って左側にはレセプションとメンテナンスを同時に行えるようL型のカウンターを設け、買い付けた古着に一手間加える姿をオープンキッチンのようにシズル感を持たせ演出し、台車やアングル、リールコンセントなど生産工場で使われる機能美を再解釈し空間内に表現している。既存の古着屋のように木を多く用いた薄暗い空間ではなく、古着を生産する工場とセレクトショップが持つ洗練された美しさを一つの空間に混在させることで商品のクオリティがしっかり伝わる明るく見通しの良い場になるように考慮した。

ぼろぼろの古着が海を渡り届き、一つ一つ丁寧に加工され商品として店頭に並ぶまでのサスティナブルなサイクルが訪れた方に一目で伝わることで古着を愛する層の裾野がより広がっていくことを願っている。

 

特殊金物:
村田進(賀茂クラフト)

 

GREEN:
高田直人(PELE plants & flowers)

 

 

PHOTO:
足袋井竜也

 

 

完成日:
2023.OCT

 

 

〒730-0036
広島県広島市中区袋町1-31 加治ビル 1F
OPEN
12:00 〜 19:00
CLOSE
不定休
TEL
082-245-2021

@manoausedclothing

2023.10.06

[award] GODD DESIGN AWARD 2023 受賞

GOOD DESIGN AWARD 2023 にて
設計させて頂いた
金光酒造蔵元直売所所
Little Witch Lab
ともにグッドデザイン賞を受賞しました!

この賞を知ったきっかけは学生の頃に大金をはたいて購入した自転車トランジット

1998年に大賞を獲得したこの自転車は2023年現在まだまだ現役で乗っている素晴らしいデザインのプロダクトです。

いつかデザインを仕事をする時が来ればグッドデザイン賞に携われたらなんて簡単に思っていました。

この度こうして賞を受賞できたことはとても光栄に思います。

挑戦するチャンスを頂いたクライアント様をはじめ関係者の皆様ご協力頂きありがとうございました。

 

2023.09.18

[media] デザインウェブマガジン「DETAIL」に掲載されました。(tutiru)

2023.09.10

[media] デザインウェブマガジン「gooood」に掲載されました。(créde hair’s inokuchi)

2023.09.05

[media] デザインウェブマガジン「gooood」に掲載されました。(Little Witch Lab)

2023.06.20

[publication] 月刊「建築知識」 連載最終回 依頼主のこだわりをデザインに落とし込む。

一年間続けてきた当連載も今月号で最後。最終回では

「依頼主のこだわりをデザインに落とし込む」というテーマで

MIYANISHI yakeyama台湾料理 斑比 バンビbotanicoを取り上げさせていただきました。

依頼主の希望に寄り添うことと、設計者や空間デザイナーの個性を表現することは、一見

相反することのように思えるかもしれません。

しかし実際は、この2つの比率を変化させながら組み合わせることで、空間デザインの

幅はグンと広がるのです。

 

一年間ありがとうございました。

是非ご覧ください。

 

2023.06.07

[media] デザインウェブマガジン「acrhdaily」に掲載されました。(tutiru)