INFORMATION
2026.01.06
左_右 OPENING EVENT を開催いたします。( 上_下 01 )
2026年
新年あけましておめでとうございます。
おかげさまで、FATHOMは今年で10年目を迎えます。
そんな節目の年に、呉市に私たちの空間を体験できる新たな拠点「左_右(さゆう)」が完成しました。
住むことと、働くこと。
地域と関わること。
人と出会うこと。
暮らしの中でつながっていくそれらをこの空間から体験してもらいたい。
生まれ育った街に新たなカルチャーを作りたい。そんな想いから、
「水平方向」への広い展開をイメージし「左_右(さゆう)」と名付けました。
モデルルームとしてだけでなく、新しい発信地として育てていきたい、そんな気持ちです。

ー完成披露イベントのお知らせー
「左_右」のこけら落としとなるオープニングイベントを開催します。
こけら落としとなるオープニングイベントは、「左_右」の広がりの濃度をさらに深く感じてもらえるよう、
「上_下(じょうげ)」と銘打ちました。
FATHOMの今とこれからを五感で感じていただく2日間。
17日はじっくりと建築を味わう日に。 18日は話題のお店が集まるマルシェで賑わう日に。
異なる表情を見せる2日間、ぜひお気軽にお越しください。
日時:
2026年1月17日(土)10:00~18:00 (事前予約制)
2026年1月18日(日) 11:00~16:00(ご予約不要)
場所 :
左_右(さゆう)
広島県呉市郷町2-7
◉17日 open house reservation
デザイナーが直接ご案内させていただく、特別な1日です。
新築やリノベーションをご検討中の方はもちろん、
設計の意図やディテール、素材選びの裏側など、深い話を聞きたい方に最適です。
※ゆっくりとお話しするため、事前予約をお願いいたします。
📍ご予約方法
0823-36-3883 または、
Webからのご予約は
こちらのお申込みフォーム(日付を1/17 でご指定ください)
※時間枠は10時〜18時までの1時間ずつの入れ替え制となります
お時間の確定後、順次返信をさせていただきます。
◉18日 marché + free open house
「左_右」の空間を使ったマルシェを楽しみながら自由にモデルハウスを見学していただけます。
空間の使い方の新しい可能性を感じていただける1日です。
📌 出 店
焼き菓子:粉麦 @konamugi
ビンテージセレクト:UNPOINT @unpoint_hiroshima
お抹茶とお菓子:妙頂茶室 @myocho_tearoom
🚗 駐車場について
・17日:敷地内駐車場をご利用ください(2〜3台)
・18日:近隣のコインパーキングをご利用ください。

2025.10.19
[award]GODD DESIGN AWARD 2025 受賞
GOOD DESIGN AWARD 2025 にて、
設計を担当した 「T House」 がグッドデザイン賞を受賞しました。
従来のリノベーションと異なり、今すぐにでも住むことができる新築分譲マンションを、
オーナー自身が生業とする牡蠣殻塗料を用いて、マンションの元の機能は活かしながら大量生産されないデザインの豊かさを追求し空間を提案しました。
このように評価をいただけたことを大変光栄に思います。
オーナーをはじめ、関係者の皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。
2025.09.29
new works 左_右
広島県呉市の丘陵地に建つ「左_右(さゆう)」は、改修と増築という異なる時間軸を重ね合わせながら、生活のかたちそのものを再定義した建築プロジェクトである。
築70年を超える木造平屋の改修から始まり、敷地奥への新たなコミュニティ棟の増築を経て、住まいは家族の拠点を超え、人と人、人と場がゆるやかに関わり合う“関係の建築”へと進化した。
― 分節しながらつながる ―
改修では、既存平屋の増改築の履歴を読み解き、分節点を見出した上で一部を解体。中庭とエントランスを貫くようにRC造のヴォイドを挿入し、空間を大胆に分けながらも光や風、動線で有機的に結び直した。
個室棟、LDK棟、RCヴォイド、コミュニティ棟がそれぞれ自立しながらも連関し、個の時間と共の時間が連続する暮らしの構成を生み出している。
LDK棟(改修)
LDK棟は生活の中心であり、日常を編集する空間として再構築された。家電などの既製品を木や鉄で覆い建築に取り込むことで、機能を保ちながらも生活感を抑制。
既存梁を現しにした吹き抜けには、一本の黒い電線に沿って二灯のストリングライトが架けられ、古い梁と新しい造作の対話を浮かび上がらせる。
一段掘り込まれたリビングは、外部に閉じながらも西面の低窓から街の気配を感じ、中庭の緑を身近に引き寄せる“内に開く”心地よさを生み出している。
RCヴォイド(改修)
LDK棟と個室棟を分けるRCヴォイドは、光と時間を媒介するハブ空間である。
二つの天窓と中庭の開口から拡散光を導き、打放しコンクリートの面に淡く投影される光は、木造との対比によって静謐な緊張をつくり出す。
エントランスのアクリルベンチが一瞬の光を受け止めるとき、空間は時間を感じさせる聖域のような佇まいを見せる。
可動間仕切りによって棟同士の関係を自由に変化させることで、季節や用途に応じて“暮らしを編集する建築”が実現した。
コミュニティ棟(増築)
RCの基壇と鉄骨構造による増築棟は、改修で生まれた生活の核を外へと拡張する装置である。
かつての納屋を解体し、敷地の形状に沿って三角状に掘り込み、地形に寄り添う半地下構造として構築。
内部には壁を掘り込んだベンチや大きなレセプションテーブルを設け、訪れる人を空間全体で迎え入れる。
螺旋階段を上がると二層のコミュニティスペースが垂直に展開し、地形・光・人の動きが交錯する。
外壁にはシルバー塗装を施したフレキシブルボードを用い、意図的に残した目地に雨樋を仕込むことで素材の厚みと陰影を際立たせた。
南面の斜め壁が新旧をつなぐ分節点となり、光の拡散によって表情を変えながら、無機的な建築に生命感を与えている。
個室棟(改修)
個室棟は、外界との距離を繊細に調整する空間である。
壁面一体の開き雨戸は開口や視線を自在に制御し、光と影の濃淡を日々変化させる。
その斜角が漆喰壁に微妙な陰影を生み出し、外観に静かなリズムを与える。
この形態は増築棟の斜壁と呼応し、時代や構法の異なる建築群を一体化している。
このプロジェクトが目指したのは、古民家の再生ではなく、“住むという行為の更新”である。
個と共、公と私、内と外といった対立軸がグラデーションのように融け合い、分節しながら連続する新しい建築のあり方を提示する。
既存構造を読み替え、新たな空間を挿入し、人の行為や時間を編み込むことで、
「左_右」は過去と未来、閉じと開き、個と共同を暮らしの中で共存させる。
改修と増築を経て生まれたこの住宅は、“家族を守る殻”を超え、人・空間・時間の関係をほどき、再び結び直すための装置として存在している。
そして建築は単なる器ではなく、“生き方そのものを編集するメディア”となることを目指している。
DIRECTION:
榎本太一(E.)
GREEN:
長尾浩(長尾作庭研究所)
LOGO:
久保章(guide)
PAPER CORD WEAVING:
杉原祥太(sumu.)
ACRYLICS:
黒瀬光彦(Life Market)
特殊金物:
村田進(KAMO CRAFT)
木製什器:
井上匠(Takumi Wood Works)
特殊塗装:
庄野樹護(SHONO PAINT WORKS)
MOTION GRAPHIC / EDIT:
田中謙吾
PHOTO:
足袋井竜也(足袋井写真事務所)
左_右 (さゆう)
アトリエ/ギャラリー/モデルハウス
〒737-0803
広島県呉市郷町2-7
TEL 0823-36-3883
OPEN
10:00~20:00
CLOSE
不定休
2025.09.24
左_右
2025.08.21
モデルハウス 左_右 (さゆう)

FATHOMという言葉は両手を左右にいっぱい手を伸ばしたときの幅に由来する
中国の身体モデュール「尋」が語源となり、
英語では水平方向ではなく鉛直方向の水深の単位として用いられ、
“測る”や”物事を深く掘り下げる”という意味があります。
これまでFATHOMとしてクライアントの想いを深く掘り下げ向き合あって培ったデザインの手法や経験を水平方向に展開して広げていく場として、
空間が体験できるモデルハウス 左_右(さゆう)を作りました。
店舗の空間デザインをベースに街と関わり、住宅リノベーションも手掛ける私たちは、住むことと、働くこと/地域と関わることを
シームレスに繋げる新たなライフスタイルをこの新しい空間で五感を通して伝えることで、
訪れた方がこの場でしかできない体験や人との出会いを通じて、
生まれ育った街に新たなカルチャーが醸成されていくことを願っています。
Launching soon.
2025.05.06
[publication] 韓国のインテリア誌 INTERNI & decor に掲載されました。(1975)
2025.05.05
new works nuru







広島市の東区の高速道路インターや電車の駅などが集中し利便性の高い地域、インフラとなる高架下近辺は工場や倉庫が多く街の発展から置いて行かれた裏面のようで少し寂しく感じた。
そんな地域に建つビルの一階、元々テナントが入っていたが今は半屋外空間として駐車場などで使われてる好立地ながら低家賃の物件をヘアサロンに改修するプロジェクト。
ビルの一階に位置しながら隣接した二つの貸しテナントのインフラの裏側部分となり、さまざまな要素によって侵食され追いやられた”あまり”のような空間はどことなくこの街全体の空気感にも似た感じがした。ヘアサロンを作る上で新と旧を隣接させてしまうと新たな表裏がまた生まれてしまうと考え、新しい空間はこの場にそぐわないような洗練された場を作りながら二つが交わることがないよう境界には緩衝材のようなものを挿入することでこの街全体のバランスを保ちながら底上げすることができないかと考えた。
それは自然とこの空間の問題点でもある一点に注目することとなる。
ファサードの左側のコンクリートブロックの外壁と透明な波板の屋根で囲われた箇所はビルの給湯器が奥に設置され点検する際の動線を確保してほしいとの家主からの要望があった。この共用部分を新旧の建物の境界の抜けとして植栽を置くことで緑溢れるサンルームと定め、この場を荒廃した周辺環境に対して内外の借景としながらヘアサロンの機能を組み込んでいった。
新旧を隔てる外壁は前述した共用部分の隙間を取りながら角を作らずに柔らかなラインを定め、外壁や躯体のマテリアルにはグレーやベージュ色の階調で凹凸がある素材感があるものや工業用の建材を用い、荒廃した色のない周辺環境に倣いながら、近未来的なフォルムが悪目立ちすることなく周辺環境と自然に溶け込むように考えた。
天井や壁のマテリアルに相対するよう面台やミラーなどヘアサロンとしての機能はスチールで繊細に作り素材感はフラットにサンルームの植栽から連動するようにグリーン一色で焼き付けたものとしてよりサロンとしての機能のみがこの街から浮き上がって見える。
店名のnuruは新しく塗り替えていくという意味でつけたとのこと、錆びれた高架下の周辺に加えビル1Fのテナント部自体にも新旧のインフラが入り混じる場所、それを逆手に取り周辺環境に対比するように洗練された空間を緩衝材となりうるスキマを挿入して作ることで、発展の犠牲となった街が少しずつ豊かな色を持ちだし塗り変わっていってくれたらと願う。
LOGO & :
久保章(guide)
GREEN:
中村圭志(フローリストナカムラ)
STEEL:
村田進(KAMO CRAFT)
PHOTO
足袋井竜也
〒732-0044
広島県広島市東区矢賀新町
5-5-1日浦ビル
OPEN
9:00 〜 22:00
CLOSE
Monday Sunday(3rd)
TEL
08065432413
URL
2025.04.29
[publication] good design cafe vol.5 に掲載されました。(tutiru)
2025.03.14
[publication] ELLE DECOR JAPAN no.189 『心地よい住宅をつくる建築家リスト』にFATHOMが紹介されました。


2025.03.13
[media] デザインウェブマガジン「World Architecture Community」に掲載されました。(qiyu)
2025.03.11
[media] デザインウェブマガジン「archdaily」に掲載されました。(1975)
2025.03.06
[media] デザインウェブマガジン「archdaily」に掲載されました。(qiyu)
2025.02.27
[media] デザインウェブマガジン「designboom」に掲載されました。(1975)
2025.02.23
new works qiyu


東京と広島の二拠点でモデル業とヘアスタイリストを営む夫婦が広島にヘアサロンを開業するプロジェクト
お互いが離れて暮らす中、一緒に過ごせるのはわずかな時間、家ではない店舗にも東京と広島を繋ぐ生活が空間に投影させることができないか考えた。
物件は広島市内の並木通りに面した小さな雑居ビルの5F。通りからも目立たない上にエレベーターを降りた共用空間も狭くなっている。当初は二人が持つポテンシャルから考えると少し物足りなくも感じた。そこでアプローチまではビルの設に寄り添いながら店舗の情報はあえてシャットアウトし、扉を開いた瞬間に2人が織りなす世界観が訪れた人に一瞬で伝わる空間を作ることができないか考えた。
カットスペース4台とシャンプーを2台13坪で取れる最大数確保し、エントランスドアの先に大きなレセプションカウンターを配置し浮遊させた。この場を東京から帰って来た際に奥さんがポップアップストアなど色々なことに挑戦できるようyuqi テーブルと名付けた。また狭い空間に椅子やカウンターなどボリュームのあるものを詰め込んだことからクロークはアクリルで作りその存在を透明化させ軽くみせるように試みた。
原状回復でスケルトンになった躯体に、H鋼を模して木で組んだH型木フレームを考案しH型の窪み部分に電気配線やコンセント・照明機器などインフラを内包させながら柱や梁として組み上げ空間内に巡らせた。
yuqi テーブルのカウンターはこのフレームに支えられ、ご主人のカットスペースでまで繋がり梁フレームからミラーが吊り下げられ、柱には面台やコンセントを付随させた。フレーム内をまるで血液のように電流が循環することで住む場所も職種も異なる2人が夫婦としてこの場で意識下で血が通うようにつながりを感じながら働いてくれたらと思う。
エントランスドアを開いた瞬間に飛び込んでくる風景は離れた場所で暮らす夫婦が繋がることができるひとときの時間、それは広島ではまだ珍しいライフスタイルが織りなす新たな事業であり、その時間が2人にとっても働きながらもより濃密に繋がることができる空間作りを目指した。東京と広島を夫婦が往来する中で働く空間にもハブを作ることで2人が織りなすライフスタイルは独自の文化となり広島で様々な形で派生し広がっていってくれたら街が面白くなるのではないかと考える。。
LOGO:大井健太郎(Listen)
PHOTO:足袋井竜也(足袋井写真事務所)
〒730-0029
広島県広島市中区三川町4ー17サンコウビル5F
OPEN
10:00 〜 20:00
CLOSE
Monday
TEL
070-9141-0667
2025.02.19
new works 1975
広島市中区のアーケード内のテナントビル3F。閉ざされた狭い螺旋階段から店内に入るアプローチの悪い物件をメンズサロン(男性専用美容院)に改修するプロジェクト。
視認性とアプローチの悪さを逆手にここに辿り着いた人だけが知ることができるファッション、アートやライフスタイルをお店が提案することで、また通いたくなる自分だけが知っている他人に教えたくない会員制のオンラインサロンのような空間ができないか考えた。
店名は1975、同名のイギリスのミュージシャンThe 1975が由来で私も過去にアルバムを聞いていたことがあり、音楽がクライアントとの共通のイメージソースとなった。
男性客はここと決めたら通い続けることからリピート率を高めることがメンズサロンを経営する上で大事な要素であり、また来たいと思わせるギミックが必要となる。
人知れない閉ざされた場所、男性がリピートするギミック、音楽が共通イメージ、これらの言葉から浮かび上がったのはレコードをディグする行為だった。
詰め込まれたレコードボックスから自分の琴線に触れるもの探し引きだす行為。サブスクが当たり前になった現在でもそのスタイルは生き続け、レコードを一枚一枚取り出し掘るたびにその世界に魅了されていく、
そんなストーリーを落とし込むことで、訪れる度に沼のようにハマっていくレコードショップのようなメンズサロンができればと考えた。
しかし大事なのは求める客層がレコードショップに足を運ぶDJや音楽に造詣の深い人々ではないということ。
系列店の顧客層から分析するとファッション、アートやビューティーに興味のある中性的な男性がメインとなる。
そこでレコードスリーブの連なりをスケールアウトさせ大きく透明なアクリル板34枚に見立て空間内にL型に自立させ配置することで透明感のあるアクリルでできたミニマルなレコードショップを表現している。透明な板の反復は狭く閉塞感のある空間に無限の広がりを与え、その間に様々な機能やストーリーを埋め込ませた。
情報がネットやSNSに在ることが当たり前な現代、立地の悪さを逆手に取りストーリーを埋め込ませ、自ら足を運び探して知識や体験を得るそんなインテリジェンスな男心をくすぐる体験と仕組みを作ることで訪れた人の記憶に色濃く残るようになり、新しい顧客を多く獲得するのではないかと思う。
LOGO:
久保章(guide)
BOOK SELECT:
清政光博(READAN DEAT)
STEEL:
村田進(KAMO CRAFT)
PHOTO:
足袋井竜也(足袋井写真事務所)
1975
〒730-0035
広島県広島市中区本通1番4号 セレッソ金座街3F
OPEN
11:00~21:00
CLOSE
Tuesday
TEL
082-530-5254




























